シーシーアイホールディングス株式会社
ワークプレイス構築
プロジェクトマネジメント / 設計・デザイン / 施工
WORK PLACE
845㎡ / 256坪
日本の文化、その土地の文化、企業の文化を“体感”してもらう体験型ワークプレイス
シーシーアイ様は、国内外で高いシェアを誇る自動車向け化学製品をはじめ、産業タイヤ、防音材などの住設・建材、カーケア用品の製造・販売を幅広く手掛ける総合メーカーです。リブランディングの一環としてリニューアルが計画された岐阜県関市にある本社オフィス内の1階・2階のデザインを担当しました。
CONCEPT
企業としてのリブランディングという意味合いも持つリニューアルであったことから、本社の1階を訪れる来客者にとっても、2階で働かれる社員の方々にとっても、ビジュアル面の変化だけではない強いインパクトを生み出す必要がありました。そこで私たちはワークプレイス全体で変化を体験してもらえるようなデザインを目指し、「XD(EXPERIENCE DESIGN)」というコンセプトで設計しました。
PLANING
1階2階共に空間に豊かな余白を持たせることで、上質感のある雰囲気作りを提案しました。一般的なオフィスと比較すると通路間やデスク間は約1.5倍程度あり、過ごしやすい空間となるよう配慮しています。企業PRやリクルーティングに活用できる「XD theater」では、人間の視界を覆うような曲面の壁を用意し、そこにPR映像を投映することで、没入体験を通して新たな企業イメージを体感してもらえるよう工夫しました。
DESIGN
1階は「静かな華やかさ」を目指し、一見すると黒色の空間ではありますが、黒いガラス、黒い本革、黒い左官材といった様々な素材へ照明の当て方を変えることで、それぞれの質感を活かしています。2階は建物周辺に広がるスペースに余裕のある環境、その余白の心地良さを反映させるために自然光や眺望を取り入れるデザインとしました。素材も豊かな外部空間に負けないことを意識して選定しています。
シーシーアイ本社全体のサテライトオフィスとした2階部分。ガラスの間仕切りを多く用いることで、ビルが建つ周辺エリアの魅力的な眺望が楽しめるよう計画しました。
海外からの来訪者も多いことから「日本らしさ」や「関市らしさ」を表現したいとのご要望を受けてデザインしたエントランス。受付カウンターは関市名産の刃物をイメージしています。
1階部分に設置した巨大スクリーン「XD theater」。企業PRやプレゼン、地域の学生の方々に向けた職場体験などの利用を想定しています。
LAUNCH
築25年の自社ビル改装であるため、お客様側のプロジェクトチームが今回どんな想いでリニューアルしたのかを次の世代に引き継げるような空間にするべきだと考えていました。ステンレスや木材、本革といった「本物の素材」を使用したのも、使い込むにつれてその魅力を増し、次の30年も共に歩める、世代を超えた企業アイデンティティの共有体験作りを意図したものです。
PROJECT FLOW
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要件整理
プロジェクトメンバーとの打ち合わせで表面的・潜在的なニーズの確認と方向性を検討。直近で開設した岐阜オフィスを調査し、代表者様が求められた要素の調査を行いました。
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基本計画
随所に岐阜らしさのアイテムを使いながら、今までのイメージから刷新した遊び心のあるCCIをデザイン。電通名鉄コミュニケーションズ様とのシアター設備の共同提案を行いました。
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コスト調整
最終要望を反映すると予算を大きく超えてしまうため、意匠担保はしつつ選定アイテムを変えコストカットを実施しました。
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環境構築
定例会議を毎週実施し、お客様及び関係会社と細やかな打ち合わせを行うことで、綿密な連携を図りました。
PROJECT DATA
Client: シーシーアイホールディングス株式会社
Project: シーシーアイ本社
Business: ワークプレイス構築
Role: プロジェクトマネジメント / 設計・デザイン / 施工
Size: 845㎡ / 256坪
Location: 岐阜県関市
Category: カーケミカル / カーケア用品 / 樹脂・ゴム製品 / 防音材 / 制振材等の開発・製造・販売
CREDIT
- プロジェクトマネジメント
株式会社フロンティアコンサルティング
- 設計・デザイン
株式会社フロンティアコンサルティング
- 施工
株式会社フロンティアコンサルティング
- クリエイティブ制作
株式会社電通名鉄コミュニケーションズ
- 撮影
朴の木写真室
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