これまではSOIが物件仲介を進めて、そこから内装の話になったらWPSにお客様を引き継いでもらうという関わり方がほとんどでした。現在もそうした案件はありますが、以前に比べると、より上流、概念設計の段階から樋山さんといっしょに考えるプロジェクトが増えてきています。
働く人
PEOPLE
広さや立地だけでは導けない、企業の未来を見据えた働く場所の紹介を
SOI事業部 / ユニット長
樋山真司
PROFILE
2013年に新卒入社後、SOI事業部に配属。リーダー、チーム長を経て2020年より現職。大学でビジュアルマーチャンダイジングを専攻しオフィスや商業施設の空間デザインに興味を持つ。自分の裁量で働けるベンチャーであることと、代表が自ら会社説明を行い「人」をしっかり見てくれたことが入社の決め手になった。
SOI事業部のミッションを教えてください。
わたしたちのミッションは、オフィス移転を検討されているお客様に最適な働く場所を紹介することです。働く場所は仕事の土台となる極めて重要なものであり、日本に不動産仲介業者は星の数ほどありますが、フロンティアコンサルティングの強みは営業の提案力や組織の構造にあると思っています。お客様に働く場所を提案する際は、広さや立地といった条件だけではなく、その企業のトップに経営方針や人員計画、働き方などを詳しくお伺いした上で、未来を見据えた働く環境となるものを考えます。また、部門間で連携して一気通貫で提案できるのも当社ならではの強み。例えば、設計デザイナーに実際の使い方を想定したオフィスのレイアウト見本を作ってもらい、働く場所を決定する前にお客様にお見せすることも可能です。新型コロナの影響で業界全体が厳しい局面を迎える中、こうした強みが競合他社との差別化につながっています。
ユニット長とは、どのような役割を持ったポジションですか?
SOI事業部は幾つかのチームに分かれており、わたしはそれらを統括する営業責任者として、人と組織をマネジメントしています。営業方針や戦略を考えるだけでなく、採用面接を行うことも重要な仕事のひとつだと考えています。また、人材を育てる上で口酸っぱく伝えているのは、お客様の話をよく聞き、自分が話すときは分かりやすい言葉で伝えること。分かりやすさとは、思いやりです。専門用語や難しい言葉ばかり使っていては、お客様の心を動かすことができないばかりかチームの推進力も弱まります。人は、好きな人から物を買いたいものです。とりわけ共通の物件情報を競合他社と分け合う不動産の世界でお客様に選ばれるためには、「この人から買いたい」と思っていただく人間力も不可欠です。お客様の発展のために何ができるかを考え抜いた施策や戦略が売上につながったり、「○○さんいいね」とお客様に部下を褒めていただけると自分のことのように嬉しいです。
コロナ禍を経て、働く場所のあり方はどのように変化してきていると考えますか?
コロナ前は、働き方というソフト面にあまり目が向けられておらず、社員数や事業規模、企業のあり方に準じてハード面(働く場所)が決まっていました。ところが新型コロナの到来で、多くのビジネスパーソンが、「自分にとって最適な働き方は何か」というソフト面に目を向けて考えるようになりました。どう働きたいかは人によって異なりますし、それが会社のビジョンと一致しないこともあります。とは言え、「考える」という行為がコロナをきっかけに生まれたことに価値があるとわたしは思っています。働く場所のあり方は、今後リクルーティングにも影響を与えると考えられるからです。これまでは、事業内容や企業風土、どんな人が働いているかなどがポイントでしたが、今後は、在宅勤務が可能な企業なのか、オフィス環境が整っているか、などの働く環境も条件のひとつに加わるはずです。経営の要が人材であるとするならば、働く場所を整えることは企業の成長にも寄与すると考えます。
現在の働き方について教えてください。
フロンティアコンサルティングも新しい働き方である在宅と出勤を組み合わせたハイブリッドワークを導入し、例えば「子どもを幼稚園に送って朝10時から出勤します」とか、「今日は物件案内する日なので直行直帰してリモートワークをします」など、働く時間と場所を適宜選択することで圧倒的に働きやすくなりました。企業に対してそれぞれのワークスタイルに合ったワークシーンやロケーションを提供する側であるわたしたちがこうした多様な働き方を体現することで、提案の幅も広がったように思います。とは言え、物件は高い買い物です。今でもお客様の大半は実際に足を運んで内覧し、契約を決められていますから、その点では以前と変わらずいっしょに街を歩いて紹介しています。
TEAM VOICE
部門間の連携が、より上流からの提案を可能にする
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SOI事業部 / ユニット長
樋山真司
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WPS事業部 / ユニット長
浦田翼
お二人がそれぞれユニット長を務めているWPS事業部とSOI事業部について、部門間での関わり方について教えてください。
浦田
樋山
概念設計とは、企業それぞれのワークビジョンから働く環境のあり方を導き出していくというものです。こうした考え方は、以前から浦田さんたちWPSの案件の一部としてはありました。しかし、先に入居物件のロケーションが絞られてしまっていると、オフィス構築のコンセプト自体がそれに左右されてしまうこともあります。だからこそSOIもそこからいっしょに考えることで、お客様に本質的に寄り添える提案をしていけるのではと思っています。
浦田
今までの当たり前が変わってきていますよね。こうした連携は業界的にも新しいことですが、それぞれの部門が社内にあるフロンティアコンサルティングだからこそうまくできるはずです。今はまだわたしと樋山さんというユニット長同士で答えを見つけようとしているフェーズで、お客様への提案の度に二人で「あの時こう話せばもっと伝わったかもしれない」と振り返りをしながら経験を積んでいるところです。それでも当社として積極的に発信していくのは、こうした考え方があること自体をお客様に知ってもらうという点で重要ではないでしょうか。
樋山
何よりいっしょにやっていて楽しいですね。ゆくゆくはわたしたち以外のメンバー同士も、同じように上流から案件に入っていくようになるはずです。そうなると、将来的にはWPSとSOIという部門間の境目がどんどんなくなってくるのかもしれませんね。個人的にはそう感じています。
チャレンジすることを恐れない「行動力」が大切
日々の仕事で、わたしが他人に負けないものを持っているとしたら、それは「行動力」だと思います。単純に外に出ること、営業活動をすることはもちろんですが、広い視野で何事にもチャレンジする姿勢を持つことも、わたしにとってはひとつの「行動力」です。もちろんそうしたチャレンジがいつも成功するわけではありません。時には失敗しながら、それでもそのありのままをメンバーに共有することで、より良い知識やマインドを届けられるのではないか。ユニット長として、常にメンバーの先頭を歩き、組織力を上げるために行動をする。そう考えながらいつも働いています。
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新たな〈ワークステージ〉の創造。その担い手となる人材を募集
働き方が多様化し、多くの企業が旧来的なオフィスのあり方を見つめ直している今、新たな〈ワークステージ〉の創造はこれまで以上に必要なものとなりました。働く人々がより輝く〈環境と機会〉を提供するために。フロンティアコンサルティングでは、その担い手となっていっしょに働いてくれる人材を広く求めています。奮ってご応募ください。