PRESS RELEASE
エリア特性から求められる働く機能を分析・実装する当社独自メソッドを活用した、 ボルテックスのセットアップオフィス「VORT麹町plus」が完成 ‐世界的建築家が設計デザインした10階建てホテルを全てオフィスへ転換‐
株式会社フロンティアコンサルティング(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川原 邦章、以下当社)は、株式会社ボルテックス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:宮沢 文彦、以下ボルテックス)のセットアップオフィスを施工しました。
まず、窓口であるビルリニューアル部門およびデザイン部門のプロジェクト提案に先立ち、働き方を中心に据える「ワークビジョン」から施設のロケーション選定を支援する不動産仲介部門メンバーが、独自メソッドを用いて同施設の所在する麹町・半蔵門エリアを調査・分析しました。対象66棟のオフィスビルの入居テナントを調査した結果、全26業種中、働き方をフィルターに「士業」「システム開発」「コンサル」がセットアップオフィスとの親和性が最も高いと分析、先の3分類それぞれのニーズを包含した機能・デザインの実装することで、同エリアで唯一のセットアップオフィスを目指しました。会議室や固定席の利用差は想定されるものの最大公約数を念頭に置き、ハドルスペースやフリーアドレススペースをのりしろとして設えることで機能を担保しました。
次に、同エリア周辺のセットアップオフィスのデザインを考察しました。木目やプレーン(白)がといった材料を主体に、タイルを加えて〈品性〉や色彩を足して〈くだけた〉印象を演出するなどのデザインが多く散見されました。同傾向デザインでは比較対象となった際に埋没する可能性が懸念されるとともに、ビルの元イメージであるインダストリアルな印象とアメニティーフロアを含む本計画趣旨に基づき、セットアップ保有ビルには珍しいハイグレード感を土台としつつも、〈カジュアル〉〈ラグジュアリー〉の均衡を保つデザインを基本テイストとして設定しました。また、1・5・9階にはサーカディアンリズム(人間は日が昇り朝になると目覚め、日が沈み夜になると眠る1日の体内リズム)を整える調光調色システムを導入し、自然光と一般的な照明環境とのギャップを縮めるよう努めました。サーカディアンリズムは、昨今注目を集めるWELL認証でも配慮が求められる照明設計の重要な要素です。
なお、ホテルからオフィスへの転換プロジェクトは当社およびボルテックスともに初となります。コロナ禍を経て新たな局面を迎えた各種アセットの有効活用を念頭に置くとともに、本取り組みが「働く人と働く場所の未来をつくる」へ繋がると期待します。
■「VORT麹町plus」概要
住 所 東京都千代田区麹町3-5-20
階 数 全10階建て
*1階はラウンジおよび共用会議室(6名用・4名用)、5・9階はセットアップオフィス。
*賃貸対象は2~9階。
面 積 31.67坪(104.70平方メートル)~33.71坪(111.46平方メートル)
アクセス 有楽町線 麴町駅より徒歩3分程度、半蔵門線 半蔵門駅より徒歩4分程度、有楽町線・半蔵門線 永田町駅より徒歩9分程度